校内研究
令和7年度 校内研修計画
1 研究主題
授業のユニバーサルデザインによる主体的に学ぶ児童の育成
~すべての児童が「わかる」「できる」授業実践で確かな学力を~
2 主題設定の理由
本校の児童の実態から、授業のユニバーサルデザインを意識した授業実践によって、「どの子も学びやすい授業環境」を整え、「主体的に学ぶ力」を育てる必要がある。すべての児童が「わかる」「できる」ように、授業を工夫することにより、児童の主体的に学びに向かう力を向上させることができる。その結果として、児童一人ひとりの確かな学力の保障にもつながると考える。全員が楽しく「わかる」「できる」授業をつくるために、三つの視点(焦点化・視覚化・共有化)から指導の工夫を行う。
3 研究仮説
〇「焦点化」「視覚化」の視点で、授業のねらいや活動、発問などを絞り、視覚的な手がかりを効果的に活用することにより、児童がねらいに即した考えをもち、主体的に学ぶことができるであろう。
〇「共有化」の視点で、ペアやグループでの協働的な学びの場を設定し、児童の学び合いの中で、考えを表現したり深めたりすることによって、「わかる」「できる」を実感し、身に付けさせたい力をつけることができるであろう。
4 重点項目
〇授業のユニバーサルデザインの視点による授業改善
・焦点化(シンプル)
→授業のねらいや活動を絞る。授業のねらいを絞って、活動をシンプルにする。
・視覚化(ビジュアル)
→視覚的な手がかりを効果的に活用する。挿絵、写真、動画、文章の内容を動作化しながら理解する、黒板の前で指差しをしながら説明する。
・共有化(シェア)
→立場を表明させる。ペアでの話し合い活動を取り入れる。児童の発言を他の児童に説明させるなど、話し合い活動を組織化する。
・タブレット端末等を有効活用し、「視覚化」「共有化」の視点で指導の工夫を図る。
〇協働的な学びの充実
・理由や根拠を明らかにして、自分の言葉(絵や図なども含む)でノートやタブレット端末、ワークシート等に書かせる。
・学習形態(ペア、少人数、全体など)を工夫し、協働的に考える場面を設定して、友達と対話させる。
5 研究方針
〇全職員で取り組む。
・全員授業(全体授業・部会授業)を実施し、指導案検討会及び授業研究会に全職員で取り組む。
・朝の学力向上タイムに全職員であたる。
〇研修時間の確保
・木曜日の放課後を校内研修の時間として年間計画に位置づける。
〇学年の実態に応じた指導
・学年ごとに前年度の学力調査を分析し、今年度の学力向上プランを立てて指導にあたる。
・学年の実態に応じた読解力を高める家庭学習の実践を行う。
〇学習環境の整備
・既習事項や発表の仕方等の教室掲示
・学力向上タイムの充実
・教室掲示や板書、棚、机、筆箱の中身等の例示
〇保護者・地域への周知
・PTA総会や学級懇談会の折に、本校の重点項目や家庭学習についての説明をし、理解と協力を得る。
紐差小学校
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