5年生校外学習(10月1日)
今日から10月,一年間の教育活動も折り返しとなります。日中の気温も少しずつ落ち着き,外で元気に遊べる日が増えてきました。秋本番に向けて,一人一人が伸びる10月にしていきます。
5年生は総合的な学習の時間で,酒造会社とライスセンターの見学に行きました。まず1つめの見学地,市内にある「森酒造場」です。創業130周年のこちらでは,実際に使われている機械や部屋などを間近で見せていただき,子どもたちは目を輝かせながら説明を聞いていました。
平戸(長崎)の風土に合った酒づくりをされていて,平戸島内で作られた「にこまる」という県産米を使用した酒も作っています。酒造りに欠かせない酵母・麹の話,米によって味が変わること,たくさんの人に飲んでもらう工夫などを教えていただきました。「お酒って時間をかけてゆっくりできるんだね」など,学びのある発見がたくさんありました。働く人の工夫や努力を知ることができ,理解が一段と深まりました。
2つめの見学先は「ながさき西海中央ライスセンター」です。ここでは,収穫された稲がどのような工程を経て「お米」として出荷されるのかを学ぶことができます。
子どもたちはまず,大きな乾燥機の前で説明を受け,刈り取ったばかりの稲の水分をじっくりと抜いていく工程に驚いていました。その後,もみすりや選別といった作業も見学し,お米が私たちの食卓に届くまでには,たくさんの工夫と人の手が関わっていることを実感していました。
見学の最中には,「一粒一粒をていねいに選んでいるんだね」といった声が聞かれました。お米ができるまでに,たくさんの時間と人がかかわっていることを知りました。農業や地域の産業への理解が一層深まるとともに,食べ物を大切にする気持ちも育まれたようです。
今回の見学を通して,私たちのくらしを支えている食事・産業の大切さを改めて感じることができました。ご協力いただいた「森酒造場」様,「ながさき西海中央ライスセンター」の皆さま,本当にありがとうございました。「いただきます」「ごちそうさま」の言葉の重みを改めて感じることができました。
田平東小学校
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