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校内研究

 

1 研究主題について


「主体的に考え、伝え合い、深めることのできる子どもの育成」

~算数科における「つなぐ力・つながる力」の育成を目指して~

 主体的に考え,伝え合い,深めることのできる子どもを育てるとは・・・

 「主体的に考える」子どもの姿は,自らが,課題意識をもち,よりよく解決したり,新たな問いを見出したりする姿である。「伝え合い」は,自分の考えを話したり友達の考えを聞いたりするやりとりの中で,よりよい考えに高めたり事柄の本質を明らかにしたりするなど,自らの考えや集団の考えを広げ深めるものである。「深める」とは,課題を解決する活動を通して,理解を深めたり,新たな知識を見出したり,既習の知識と統合したりして思考や態度を変容させることである。これらの姿は,授業のプロセスで求められる児童の姿であり,また生きる力となる学びの姿でもある。

 

  「『つなぐ力・つながる力』の育成」とは・・・

 「つなぐ力・つながる力」は,「進んで学び,学んだことから自分なりの考えをもつ力」「友達と協働し,実行する力」「自他の考えをもとに,よりよい考えを創り出す力」である。例えば,「学んだことから自分なりの考えをもつ力」とは,「問題を見いだす力」や「解決方法を見通す力」など,既習事項や課題と自分をつなぐ力である。「友達と協働し,実行する力」とは,「思考し解決する力」や「考えを伝え合う力」など,友達と自分をつなぐ力である。「自他の考えをもとに,よりよい考えを創り出す力」とは,「学びを振り返る力」や「新たな課題を設定する力」など,未来の自分と現在の自分をつなぐ力である。

 

2 研究主題設定の理由

(1) 教育の今日的課題から

 近年,社会の変化の一つとして,人工知能(AI)が飛躍的に進化した。さらに,IoT,ビッグデータの活用,ロボット,人工知能等による技術革新は,従来にないスピードとインパクトで進行しており,経済産業省が「第4次産業革命」の到来を予測している。これらの変化に的確かつ迅速に対応する教育の必要性が高まっている。このような時代の変化に対応していけるよう,児童一人ひとりに自ら課題を見つけ主体的に判断し解決する「生きる力」を育み,豊かな創造性を備え持続可能な社会の創り手となることが期待されている。学習指導要領においては,「知識及び技能が習得されるようにすること」「思考力,判断,表現力等を育成すること」「学びに向かう力,人間性を涵養すること」の資質・能力の育成が求められている。このような背景,社会情勢の中で,子どもたちの学びの質を高め,知識を得るだけでなく,知識を活用する能力を身に付けさせるために,「主体的・対話的で深い学び」が強く求められている。本校の児童においても,自分の考えをしっかりともち,考えを伝え合い,さらにお互いの思いや考えを理解し合いながら課題解決に向けて,自分の考えを確かめたり,新たな考えを獲得したり,統合したりなど「深める力」を付ける必要があると考え,本主題を設定した。

 

(2) 学校教育目標から

 本校は,「確かな学力と豊かな心,健やかな体を備え,自らの未来を拓こうとするたくましい児童を育成する」という学校教育目標のもと,「あたたかい子」「かしこい子」「たくましい子」を目指す児童像として掲げている。そこで,自分の考えをしっかりともち,考えを伝え合いながら良好な人間関係を築いていくことのできる「あたたかい子」を育てたい。また,算数科の授業を改善していくことを通して,確かな学力と豊かな表現力を身に付け,主体的に学び他の教科や社会生活にも活用できる力をもつ「かしこく,たくましい子」に近付けたいと考える。このことから,算数科において「主体的に考え,伝え合い,深めることのできる子どもを育てる」という研究主題を設定し,本校教育目標の具現化を図りたい。

 

(3) 昨年度までの成果と課題・児童の実態から

・「主体的な姿」を求めて授業改善を行ってきた昨年度の研究の3年目である。1年目は「主体的な姿」の育成,2年目は「伝え合う力」の育成に取り組んできた。昨年度まで「主体的な姿」を求めて授業を改善していくことで,学習過程,学習活動,教材・教具等の工夫がなされ,一定の成果が得られた。しかしながら,「学びに向かう力」につなげていくには,長期的な取組が必要である。

・昨年度の学力調査の結果や研究の振り返りにおいて,児童の「読解力」や授業での「自分の考えをまとめる」場面での課題が多く挙げられた。問題を読解できていないために立式できなかったり,自分の考えを上手くまとめることができていないために「伝え合う」場面で一方的な交流しかできず話し合いが深まらなかったりすることがあった。児童が問題を把握し,自分の考えを深められるようなスキル(読解力,記述力等)を習得する必要性を感じている。「伝え合い」の場面がより活性化するためにも,昨年度までの研究の第3年次として主体的に学習し,『つなぐ力・つながる力』の育成を目指して研究をしていくこととした。

 

 

 

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