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長崎「かくれキリシタン」習俗

文化・スポーツ

長崎「かくれキリシタン」習俗 Vol.7

「かくれキリシタンの御神体にみるザビエル神父」

1550年に平戸を訪れたザビエル神父によって始まったキリシタン信仰は、1558年と1565年に行われた一斉改宗によって、当時籠手田氏と一部氏が治めていた度島、生月島、平戸島の西海岸に多くの信者を得ます。江戸時代に入ると相次ぐ弾圧で多くの犠牲者(殉教者)を出しますが、信者は聖具を秘匿し、行事を密かに行い、信仰を伝えていきました。
このように代々秘匿され受け継がれてきた聖具が、こんにち生月島や平戸島に残るかくれキリシタン信仰のなかでも主要な信仰対象とされており、「御前様」と呼ばれています。御前様にはさまざまな種類があり、中江ノ島の聖水を入れるお水瓶や、祓いの道具で古くは贖罪の苦行に使われていたオテンペンシャ、教義の学習に使われていたと思われるお札などがありますが、代表的なものとして布教当時にもたらされた金属製のメダイと、掛軸に画像を描いたお掛け絵があります。

大型のメダイには、いばらの冠のキリストや無原罪の聖母などが刻まれていますが、小型のメダイの中にはザビエル神父の姿を刻んだものがあります。

一方、お掛け絵の方は、布教時代の聖画に起源を持ちながら、古くなるたびに描き変えられて今日に至っています。キリストや諸聖人を描いたものもありますが、圧倒的に多いのは聖母子像です。その中に上半部に聖母子を配し、下半部に仰ぎ見る二人の宣教師を配した「聖母子と二聖人」という構図のものがありますが、その宣教師たちこそ、イエズス会の創設者であるロヨラとザビエルの姿を描いたものです。
これらのメダイやお掛け絵から、キリシタン時代にこの地方ではイエズス会の活動が活発に行われ、ザビエル神父が敬愛されていた事をうかがい知ることができます。

文化財詳細情報
名称 長崎「かくれキリシタン」習俗
種別 国選択無形民俗文化財
所在地 生月島、平戸島
選択年月 昭和40年3月

お問い合わせ先

文化観光商工部 文化交流課 文化遺産班

電話:0950-22-4111

FAX:0950-23-3399

(受付時間:午前8時30分~午後5時15分まで)

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